れーぞん・でーとる

立教生が旅・大学生活・サブカルについて好き勝手発信していくブログだよ!

Netflix『最初に父が殺された』観たので感想書く【映画評】

 f:id:sho0621:20170917165242j:plain

出典元:http://natalie.mu/eiga/gallery/show/news_id/244035/image_id/827688

 

9月15日、アンジェリーナ・ジョリー監督映画『最初に父が殺された』Netflixで世界同時公開されました。

 

早速観たので感想や見所なんかを書いていきます。

 

 

あらすじ

 『最初に父が殺された 飢餓と虐殺の恐怖を超えて』という本が原作。ちょいと作品概要を引用してみます。

 

カンボジアの首都、プノンペン

ルオンは汁麺の匂いが漂い、オートバイや小型自動車の騒音があふれる活気のある街が大好きな、好奇心おう盛な少女だった。

1975年4月17日、ルオンが5歳のとき、ポル・ポト率いるクメール・ルージュプノンペンを制圧、富と貧困の象徴とされた街は瞬く間に廃きょと化す。政府の高官を父に持つルオンの家族もプノンペンの家を追われ、素性を隠しながら強制労働キャンプで飢えと虐殺の恐怖におびえる日々を送る。しだいに家族は散り散りになり、ルオンは最愛の父、母、二人の姉妹を失うことになる…。

引用元:Amazon CAPTCHA

舞台は、ポルポト共産党政権に支配されていた1970年代カンボジア。当時は虐殺・飢餓・レイプが横行してたので、かなりひどかったとか。

 

主人公・ルオンは首都・プノンペンに住む普通の女の子。だけどある日突然、街に住んでいた人たちは家を追われ、田舎での強制労働ライフが始まります。

 

そんな地獄の日々の中で、家族と離れ離れになりながらも必死に生き抜く人々の姿を、子供たちの目線から描いたノンフィクション作品です。正直ちょっと重い・・・。

 

アンジェリーナ・ジョリー監督が作品に込める思い

17歳のカルテ」「チェンジリング」でおなじみ超有名女優アンジェリーナ・ジョリーが今回メガホンをとりました。今作で4作品目。

 

f:id:sho0621:20170917175125j:plain

出典元:アンジェリーナ・ジョリー - Wikipedia

 

2001年に公開された映画「トゥームレイダー」の撮影でカンボジアを訪れたことをきっかけに、映像化への取り組みが始まりました。

 

実際に原作の著者ルオン・ウン氏と共に慈善活動を行ったり、カンボジア人の孤児・マドックスを長男として養子に取ったりしたそうで、この作品にかける思いがひしひしと伝わってきます。

 

 ざっくりとした感想、見所【少々ネタバレあり】

少女の目に映る光景

基本的に少女の姿とその目に映る光景を描いています。兵士が葛藤するシーンや大人が戸惑うシーンはありません。

 

だからこそ純粋に、あるがままの出来事を捉えることができます。当時行われていた残虐行為そのものが、ありありと迫ってきます。

ムダのない演出

作品全体を通してBGMがほとんどありません。もうめちゃくちゃリアルに感じたし、自分が実際にその場にいるかのようにさえ思えてきます。 

 

ムダなシーンも特に見当たらなかったので、飽きずに2時間集中して鑑賞できましたね。

どこまでも不合理な世界

無垢な少年少女が、わけもわからぬまま兵士として働かされ、地雷や罠をせっせと埋めるシーンが印象的でした。40年前に実際に行われていたと思うとゾッとします。

 

その結果どうなったか。いざ敵に攻撃された時、まだ子どもですからみんな戦わずに逃げ惑いました。必死に平地を駆け抜けます。途中で敵兵に狙撃される子どももいました。

 

でも、一番の死因は「自分たちが仕掛けた地雷を踏んでしまったこと」。そもそもの発端が自国の一政党なので、結局自分で自分の首を絞めているようなものなんですよね。観ていて辛い・・・。

 

まとめ:めちゃくちゃクオリティ高し!

 Netflix制作映画ということで「微妙かもなー・・・」と思って観ましたが、正直クオリティの高さに驚きました!

 

何よりこの作品にかける強いこだわりと思いを感じます。

 

わりとグロテスクなシーンはあるけど、観て損しない一本。さらに詳しく知りたい人は原作もチェックしてみてください。